「求人を出しても、なかなか応募が来ない」
「やっと採用できても、すぐに辞めてしまう……」
介護事業を運営される皆様にとって、人材確保はもっとも頭を悩ませる課題の一つではないでしょうか?
先日、厚生労働省から発表された最新のデータは、私たちが直面している「採用難」が決して一時的なものではないことを残酷なまでに示しています。
しかし、悲観する必要はありません。
この変化は、事業のあり方を見直す大きなチャンスでもあります。
今回は、厚労省の衝撃的な最新データを紐解きながら、これからの時代に求められる「在宅・重度者対応へのシフト」と、その切り札となる「定期巡回・随時対応サービス」の重要性について解説します。
【目次】1.衝撃のデータ。2040年に必要な介護職員数は272万人
2.「職員が増えない」は未来の話ではない。最新データが示す現実
3.なぜ今、「施設」から「在宅(定期巡回)」へのシフトが必要なのか4.「定期巡回・随時対応サービス」こそが人材不足の解決策になる
5.ピンチをチャンスに。地域に必要とされる事業所であり続けるために
まとめ:数字が示す「変化」の時。今こそ最初の一歩を
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1.衝撃のデータ。2040年に必要な介護職員数は272万人
まずは、未来の予測数字から見てみましょう。
厚生労働省の「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数推計」によると、団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年度には、
約272万人の介護職員が必要になると予測されています。
これを2022年度時点と比較すると、
約57万人もの増員が必要だという計算になります。
「57万人増やす」と言葉にするのは簡単ですが、現実は甘くありません。
皆様も肌で感じている通り、日本の少子高齢化は加速しており、
介護の担い手となる「生産年齢人口」自体が急激に減少しているからです。
2.「職員が増えない」は未来の話ではない。最新データが示す現実
「人手不足はこれから来る問題でしょう?」
もしそう思われているとしたら、認識を少し改める必要があります。
実は、もっと衝撃的なデータがつい先日(令和7年12月19日)公表されました。
令和6年「介護サービス施設・事業所調査」の結果によると、令和6年10月1日時点の介護職員数は約212万6千人。
前年と比べて、どのくらい増えたと思いますか?
なんと、たったの「
487人」です。
200万人以上いる業界全体で、1年間に増えたのが500人にも満たないという事実。
これは実質的に「
介護職員の数はもう頭打ちである(増えていない)」ことを意味しています。
「57万人増やさなければならない」という目標に対し、現実はほぼ横ばい。
このままではギャップは埋まるどころか、開いていく一方です。
だからこそ、私たちは「人を増やす」努力と並行して、「
今いる人数で、いかに質の高いケアを提供するか」という方向に、大きく舵を切る必要があるのです。
3.なぜ今、「施設」から「在宅(定期巡回)」へのシフトが必要なのか職員が増えない中で、増え続ける高齢者を支えるにはどうすればよいでしょうか?
ここで重要になるのが、国の進める「在宅・重度者対応」へのシフトです。
1. 「施設」は多くの人手が必要特別養護老人ホームなどの施設介護は、手厚いケアができる反面、どうしても一定数の職員配置が必須となります。
採用ができず、空室があっても受け入れられないという事態がすでに各地で起きています。
これからの時代、大規模な箱モノを「人の力」だけで維持するのは、経営リスクが高くなっていくでしょう。
2. 「在宅」なら効率的な支援が可能一方で、在宅サービス、特にこれから注目すべきは、訪問介護と看護が連携して動く「定期巡回・随時対応型訪問介護看護(以下、定期巡回)」のようなモデルです。
●施設の場合: 常に職員が常駐し、見守る必要がある。
●定期巡回の場合: ICT(見守りセンサーや通信機器)を活用し、何かあった時や必要な時だけプロが駆けつける。
つまり、「テクノロジー」と「機動力」を組み合わせることで、少ない職員数でも、地域の多くの高齢者(特に重度の方)を支えることが可能になるのです。
4.「定期巡回・随時対応サービス」こそが人材不足の解決策になる
「でも、定期巡回ってオペレーションが複雑そう……」
そう敬遠される事業者様も多いですが、実は今の時代こそ、参入のメリットが最大化しています。
少ない人員で多くの利用者をカバーできる定期巡回は、1対1で長時間付きっきりになる従来の訪問介護とは異なり、短時間の訪問を積み重ねて地域を面で支えるサービスです。
オペレーターからの指示で効率よく巡回するため、スタッフ一人あたりの対応可能人数を増やすことができます。
職員数が「+487人」と伸び悩む日本において、この「効率よく支える仕組み」を持っているかどうかは、事業所の存続に関わる大きな差となります。
スマケアのようなシステムが「複雑さ」を解消かつては複雑だったスケジュール管理や情報共有も、今は「
スマケア」のような専用システムを使えば、驚くほどスムーズに行えます。
「人が採れないなら、仕組みを変える」。これを実現できるのが定期巡回なのです。
5.ピンチをチャンスに。地域に必要とされる事業所であり続けるために人手不足は確かに「ピンチ」ですが、視点を変えれば、いち早く体制を変革した事業所にとっては大きな「チャンス」になります。
今後、施設の人手不足により「施設に入りたくても入れない」重度要介護者が地域に溢れることが予想されます。
そうした方々を支える受け皿として、「在宅で、施設と同等の安心を提供する」 定期巡回サービスのニーズは、爆発的に高まっていくでしょう。
「人がいないから縮小する」のではなく、「
人がいなくても回る高付加価値サービスへ転換する」。
この決断が、2040年、さらにはその先まで地域で生き残るカギとなります。
まとめ:数字が示す「変化」の時。今こそ最初の一歩を
今回の厚労省のデータは、私たちに「これまでのやり方の延長戦には未来がない」ことを突きつけました。
しかし、解決策はすでに用意されています。それが
「定期巡回・随時対応サービス」への参入・移行です。
「
難しそう」「
何から始めればいいかわからない」「
採算はとれるの?」
そんな不安をお持ちの方のために、
スマケアでは定期巡回の立ち上げから運営の成功事例までをまとめたホワイトペーパーをご用意しています。
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