
スマケア営業担当ブログ vol.14
こんにちは、ホームネット株式会社の片桐です。
連日厳しい暑さが続いていますね。暑くて焦げそうな毎日です。
介護業界の話で言えば、暑くなると在宅での生活が苦しくなり、施設利用を検討する方々も多いようですね。
今回は、施設の中でも珍しいレクリエーションの紹介、
その後はマズローの欲求段階説とも絡めながらブログを書いてみようと思います。
ずばり、タイトルは…
「介護は“生理的欲求”だけを満たす場所じゃない。レクリエーションと自己実現について考える」です!
早速ではありますが、“私” が珍しいなと感じたレクリエーションを紹介します。
(1)黒板があり、簡単な授業を設ける学校のような施設
(2)施設内通貨を活用した麻雀、カジノなどのゲーム要素を取り入れた施設
(3)フィットネスジムのように健康づくりを目指す施設
(4)カラオケ、温泉などストレス発散の施設
(5)バザー、みんなで料理、太鼓の達人などを行う施設
(6)子供と交流がある施設
子供と交流がある施設では、お孫さん世代の子たちと話すことで癒されるようです。
~余談~
私の話で恐縮ですが、小学生の頃、将棋クラブというクラブに入っており、近所の方々(施設利用者ではなく、町内会の叔父様)に弄ばれていた記憶があります。
クラブ内に天才といえる同級性もおり、その子だけが叔父様方をうならせていました。
小学生に負けているにも関わらず、どこか嬉しそうな表情だったのを覚えています。
2.介護施設は「生理的欲求」だけを満たす場所ではなくなった
レクリエーション1つとっても施設によって様々な工夫があります。
ここからは私の偏見も含みますが、「マズローの欲求段階説」と絡めて考えてみたいと思います。
私が介護を知った頃は、「生理的欲求・安全欲求」を満たすためのサービスという印象が強かったです。
つまり、「食事・排泄・入浴・転倒予防」
これが介護の中心だったと思っています。
それが、事業所の工夫もあり、前述した欲求以上を求める時代になってきていると感じています。
一度は聞いたことがあると思いますが、「マズローの欲求段階説」では、
「生理的欲求」「安全欲求」の次に「社会的な欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」と続きます。
まさに、それら欲求までも満たそうとする施設が多くなってきているように思います。
学校の授業や施設内通貨、カラオケや温泉は間違いなく、「生理的欲求」「安全欲求」を超えています。
承認欲求までも満たした方が次に目指すのは「自己実現欲求」です。
よって、「自分らしく、自分がやりたいことを最期まで」を目指す方が更に増え、それに対応する施設が増えていくような気がします。
いずれは私もそういった場所で優雅に、自分らしく… なんて想像をしてみたりもします。
しかしながら…
介護施設では、複数名で同じことを行うケースが多いため、「自分らしく」を感じられない方もいるかもしれません。
私も1人で行う趣味が多いため、大人数のレクリエーションでは「自己実現欲求」までは満たせないと思っています。
もしあるなら今から利用予約しますのでご連絡ください。
「自分らしく、自分がやりたいことを最期まで」を実現するにはどうしたら良いか。
自らやりたいことを発見し、自ら取り組むしかありません。
誰かが考えたことではなく、自分がやりたいことを考える。
複数名でやりたいことが被れば最高ですが、「なかなかないんだよね」という方は大好きな家で自分が考えた趣味(レク)、長年続けている趣味(レク)に取り組むことが一番早いです。
そもそも、在宅で自分の趣味が出来るなら、施設という選択肢を選ぶは減少するかもしれません。(常に介護や見守りが必要な方は別です)
夏は暑いから、1人で熱中症が心配、自分らしくなんて夢物語。などなどさまざまな意見はあると思います。
なかには「家族に迷惑をかけたくないから行くのだ」という方もいるかもしれませんね。
少なくとも施設を選択肢に入れられている方は介護が必要になってきていると思います。
在宅でやりたいことを行いながら、家での生活をサポートしてくれる方がいれば、施設ではなく在宅生活を選ぶ可能性が出てくるかもしれません。
在宅介護でいうと、サービス数は絞られてきますが、事業所によって運営方針は様々です。
「〇〇サービスは、こういうイメージだから微妙だよ」とひとくくりにするのではなく、事業所毎に検討してみるのも良いかもしれません。
同じ施設(通所介護)でもレクリエーションが異なるように、在宅介護サービスも事業所によって様々です。
「A事業所とB事業所では同じ定期巡回サービスを提供しているのになんか違うな…」
なんてこともあるかもしれません。
もしかしたら、家で生活したい方の希望を叶えてくれる素晴らしい事業所があるかもしれません。
それは、優秀な介護士がいるのか、医療体制が素晴らしいのか、最先端の機器を導入しているのか、要因は複数あると思います。
何が言いたいかと言いますと、
サービス毎ではなく、「事業所毎にサービスを評価」することが重要だということです。
そしてここまで読まれた方に問いたいです。
「あなたが、もしも身動きが取りづらくなったとき——
どんな場所で、誰と、どのように、最期の日々を過ごしたいですか?」
最期までお付き合いいただきありがとうございました!
※ちなみに、マズローの欲求段階説は最後、「自己超越欲求」というものがあり、社会貢献を目指すようです。
スマケアは定期巡回・随時対応サービスの業務支援システムの提供だけでなく、定期巡回事業所の立ち上げもサポートしています。
定期巡回事業にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
それでは、次回の営業担当ブログもお楽しみに!