
スマケア営業担当ブログ vol.13
こんにちは。ホームネットの本間です。
大変今更でございますが、あけましておめでとうございます。
新しい年の幕開けに、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
本間は年末に実家に帰ったその瞬間から年明け数日まで、母上に命じられるまま家中の大掃除をしておりました。あかぎれの年明けです。
92歳のおしゃべりばあばは相変わらず元気で、幸いまだ介護保険を利用せず母が世話しております。
でもつまずけばすぐ骨折するし、高齢者は目が離せません。
そんな高齢者にぴったりなサービスが、
「定期巡回・随時対応型訪問介護看護(以下定期巡回・随時対応サービス)」です。
その低い知名度に反して、驚くほど柔軟でオーダーメイドな介護を提供できるサービスです。
今回は新年1発目ブログ、改めて本サービスを深堀りしていきたいと思います。
本記事と関連する資料は以下からダウンロードいただけます!併せてご確認ください。
『定期巡回・随時対応サービスとは』
■定期巡回・随時対応サービスのメリット
1.利用者の安心感
「いつでも相談できる」「すぐに駆けつけてくれる」という安心感は、利用者やそのご家族にとって非常に大きなものです。
特に夜間や緊急時の対応が可能である点は、在宅介護を選ぶ上での重要なポイントとなります。
2.在宅生活の延長をサポート
施設に入居せず、自宅での生活を続けたいというニーズに応えられるのがこのサービスの強みです。
必要なケアを必要なタイミングで受けられるため、利用者の自立を促しつつ、安心した日常を送ることができます。
3.介護職員の負担軽減
訪問と随時対応を組み合わせることで、計画的なケアが可能になり、介護職員の負担軽減につながります。
また、ICTシステムを活用すれば、業務効率が上がり、スタッフが利用者により多くの時間を割くことができます。
■運営において、課題もある
もちろん、全てがメリットというわけではありません。定期巡回・随時対応サービスにはいくつかの課題も存在します。
1.コスト負担
サービス提供には24時間対応の体制が必要であり、人件費や採用費が高額になる場合があります。
そのため、事業所によっては採算が合わず、撤退を余儀なくされるケースもあります。
(開設時のこのハードルを解消する補助金があります。詳しくはこちらよりお問い合わせください)
2.職員のスキルや負担
従来の訪問介護ではできない、サービスの抜き差しがタイムラグなく行えるのがいいところですが、臨機応変な対応は職員に高いスキルと柔軟性を求めます。
また、夜勤が発生することで、職員の疲労や離職のリスクが高まることも課題です。
3.サービスの認知度
意外と知られていないため、利用者がその存在や具体的な内容を理解していないことがあります。
地域の高齢者やその家族への情報発信が欠かせません。
■成功している事業所のモチベーション
成功している事業所には、共通したモチベーションや姿勢があります。
1.チームワークの重視
「困ったときはお互いさま」という精神で職員同士が支え合っています。
例えば、夜勤の緊急対応が続いたスタッフに対して、次の日のシフトを軽めにするなど、柔軟な調整を行っています。
2.高い給与還元
他社の訪問介護事業所も介入する中、低単価×回数で報酬を積み上げる訪問介護事業と違い、1か月分の報酬がまとめて1事業所に入るため、結果利用者一人あたりの介護報酬が高くなります。
さらに処遇改善も最大24.5%得られます。
3.ICTの積極導入
訪問スケジュールの効率化や記録の共有にICTシステムを活用しています。
これにより、業務の透明性が高まり、職員のストレスも軽減されています。
開設時はシステム費も補助金で支援されます。
4.地域密着の姿勢
必要な時に必要な分、1日複数回訪問できるので、サービスの手厚さから口コミで評価いただきやすいサービスです。
「あそこの事業所なら服薬管理も、退院直後も、認知症も、お看取りも安心」と様々なケアマネジャー・医療従事者から頼ってもらえます。
■利用者や家族の声
実際にこのサービスを利用している方々からも、好意的な声が多く聞かれます。
「夜中に体調が悪くなったとき、すぐに相談できたのがありがたかったです」(70代女性・利用者)
「母が一人で生活することに不安がありましたが、定期巡回サービスのおかげで、安心して仕事に行けています」(40代男性・家族)
このような声は、サービスの必要性を実感させると同時に、提供する側の励みにもなります。
■訪問介護事業所の閉鎖ニュースが示す危機感
最近、訪問介護事業所が次々と閉鎖しているニュースが話題になっています。原因は人手不足や経営難が主ですが、この状況は利用者にとっても深刻です。
サービスを受けられなくなることで、在宅生活を続けることが難しくなり、施設入所を余儀なくされるケースも増えています。
そんな中、定期巡回・随時対応サービスは在宅ケアを維持するための鍵となる存在です。
低単価&訪問員を多数抱えなければならない積み上げ式の訪問介護から、本サービスへ移行する法人も増えています。このサービスが広がることで、在宅介護の選択肢が増え、地域全体の介護力が底上げされる可能性があります。
■定期巡回サービスの未来に向けて
課題はあるものの、定期巡回・随時対応サービスには無限の可能性があります。
職員や利用者の声を反映させながら、ICTや地域との連携をさらに強化することで、このサービスはこれからも進化を続けるでしょう。