本日のお問い合わせコーナー 【スマケアは“訪問介護”や“訪問看護”でも利用ができるのか】
風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスの特徴と予防策 定期巡回・随時対応サービス活用で予防と重症化回避
気温が下がり、空気が乾燥してくると、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス(COVID-19)などに罹る方が増えてきます。
これらは呼吸器系に影響を与える感染症ですが、免疫力が低下している高齢者は重症化する可能性もあります。
いずれの感染症も特徴的な症状や予防策があり、それぞれの違い、見分け方、予防策について説明します。
1. 風邪の特徴や予防策など
<原因ウイルス>
ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルス、RSウイルスなど、多くのウイルスが原因になります。
<症状>
くしゃみ、鼻水、のどの痛み、軽い咳などが一般的です。発熱はあまり高くならず、軽度の体調不良になることが多いです。倦怠感は軽度で、重症化することはまれです。
<潜伏期間>
1~3日程度
<伝播方法>
主に飛沫感染や接触感染
<重症化リスク>
通常は軽症で済みますが、免疫力が低下している場合や持病がある場合、肺炎などを引き起こす可能性もあります。
<治療方法>
主に対症療法(休養、十分な水分補給、栄養を取る)
<予防策>
手洗い・うがいの徹底や、密閉・密集・密接の「三密」を避ける、免疫力を高める生活習慣(バランスの取れた食事、十分な睡眠)などです。
2. インフルエンザの特徴や予防策など
<原因ウイルス>
インフルエンザウイルス(A型、B型、C型)
<症状>
高熱(38度以上)、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛など、全身症状が強いです。急激に発症し、強い倦怠感を伴うことが多いです。
咳やのどの痛みもありますが、全身症状が風邪に比べて顕著です。
<潜伏期間>
1~4日
<伝播方法>
主に飛沫感染や接触感染
<重症化リスク>
高齢者、妊婦、基礎疾患を持つ人、小児では肺炎や脳炎など重症化しやすく、致死率も高くなります。
<治療方法>
抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザなど)が使用されます。発症後48時間以内の早期投薬が効果的です。
<予防策>
インフルエンザワクチンの接種、手洗い・うがいの徹底、マスクの着用、免疫力を高める生活習慣などになります。
3. 新型コロナウイルス(COVID-19)の特徴や予防策など
<原因ウイルス>
SARS-CoV-2(コロナウイルスの一種)
<症状>
発熱、咳、息切れ、倦怠感が一般的ですが、無症状から重症まで症状の幅が広いです。味覚や嗅覚の異常が特徴的な症状として報告されています。
一部の人では肺炎や多臓器不全、血栓症などを引き起こすことがあります。長期間にわたる後遺症(いわゆる「ロングCOVID」)も報告されています。
<潜伏期間>
2~14日(通常は5~7日)
<伝播方法>
主に飛沫感染、エアロゾル感染、接触感染
<重症化リスク>
高齢者、基礎疾患を持つ人が特に重症化しやすいです。呼吸不全や血栓症、多臓器不全が原因で死亡する例もあります。
<治療方法>
一部の抗ウイルス薬や抗体療法が利用されています。重症者には酸素療法や人工呼吸器が必要となることがあります。
<予防策>
ワクチン接種、手洗い、アルコール消毒の徹底、マスクの着用、社会的距離の確保、室内の換気などになります。
4. 風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスの見分け方
風邪は軽度の症状で始まることが多く、徐々に症状が進行します。発熱はあまり高くならず、喉の痛みや鼻水が主な症状です。
インフルエンザは急に高熱が出て、全身の痛みや強い倦怠感を伴います。風邪と比べて短期間で症状が激しく現れます。
新型コロナウイルスは、発熱や倦怠感に加え、嗅覚・味覚の喪失など特徴的な症状が現れることがあります。また、インフルエンザや風邪よりも症状が長く続くことが多いです。
基本的な予防策は共通で、手洗い・うがいの徹底や、マスクの着用、換気と社会的距離を保つことなどになります。
症状が似ている場合でも、インフルエンザやコロナウイルスは重症化しやすいため、自己判断せずに医療機関で検査を受けることが大切です。
5. 定期巡回・随時対応型訪問介護看護の活用で重症化の回避・予防
定期巡回・随時対応型訪問介護看護(以下、定期巡回・随時対応サービス)は、ヘルパーが1日複数回利用者宅に訪問するので、利用者の状態・様子の変化に気付きやすく、自事業所または連携先の看護職員とも情報共有し、状況によってケアマネジャーや医師に相談を行い、早期に受診を促すなど、重症化する前に対応することができます。
24時間365日の体制で、利用者からの緊急コールにオペレーターが応じ、必要に応じてヘルパーが随時訪問もするので、利用者の急な容態変化にも臨機応変に対処できます。
また、利用者の居室の換気や清掃、室温や服装の調整、服薬管理なども行うので、感染症予防もできます。
定期巡回・随時対応サービス業務支援システム「スマケア」は、訪問時に介護員が利用者の水分摂取量や状況・容態等をアプリに簡単に記録することができ、その情報を利用者家族やケアマネジャー、連携先訪問看護等の関係者にリアルタイムで共有することができます。
利用者の状況・状態を関係者間で把握できるので、いち早く変化を察知し、連携して対応することができます。
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