高齢者が夜間に熱中症になる原因とその対策について

  1. HOME
  2. 【決定版】定期巡回・随時対応サービスとは(令和6年度介護保険報酬改定)|スマケア-定期巡回・随時対応サービス業務支援システム
  3. 高齢者が夜間に熱中症になる原因とその対策について
公開日時 : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
高齢者が夜間に熱中症になる原因とその対策について

media_0085.jpg


1.はじめに

夜間でも熱中症になるリスクが高まっています。特に高齢者は、体温調節機能の低下、水分摂取量の減少、慢性疾患や薬の影響等もあり、熱中症になる方が多いです。
高齢者が夜間に熱中症になる原因とその対策についてご案内します。


2.高齢者が熱中症になる原因

(1)室温の高温

夜間に室温が高いと、体温を効果的に下げることが難しくなります。特に寝室の換気が悪い場合、日中に吸収した熱が夜間に放出されず、室温が高いままになることがあります。また、コンクリートやアスファルト等の建材が日中に熱を蓄積し、夜間にその熱を放出することで、室温が高くなることもあります。

特に高齢者は、以下の理由でエアコンの電源を切ってしまう方も多く、さらに熱中症のリスクが高まります。

・エアコンの冷房設定が適切であっても体感温度が低いと感じる

・エアコンの電気代を節約したいと考える

・冷房病(エアコン病)や風邪を引くことを懸念する

・エアコンの操作方法がわからない・十分に理解していない

・環境に配慮して使わない 等

(2)水分不足

体内の水分が不足すると、発汗による体温調節がうまく機能しなくなります。特に夜間は睡眠中に気付かずに汗をかき続けるため、水分がさらに失われる可能性があります。また、日中の活動で大量の汗をかいた場合や、アルコールやカフェインを多く摂取した場合も、水分不足になりやすいです。

高齢者は喉の渇きを感じにくくなり、水分摂取量が不足しがちです。また、トイレに行く回数を減らすために水分摂取を控える傾向もあります。これにより、脱水症状になりやすく、熱中症のリスクが増します。

(3)体の冷却が不十分

睡眠中に体温を効果的に下げるためには、適切な寝具と衣服の選択が重要です。通気性の悪い寝具や厚手のパジャマを使用していると、体温がこもりやすくなります。さらに、体温を冷やすための冷却方法(例えば、湿ったタオルや冷却ジェルシート等)を使用しないと、熱中症のリスクが高まります。

高齢者は体の代謝機能の低下や血液循環の不良、発汗機能の低下等が原因で、体温調節機能が低下していて、暑さや寒さに対する感覚が鈍くなっており、注意が必要です。



3.夜間の熱中症にならないための対策

(1)適切な温度管理

・エアコンの使用
エアコンを使用して室温を2628度に設定します。寝る前にエアコンをつけて部屋を冷やしておくと効果的です。また、タイマー機能を使って、就寝中も適切な温度が保たれるように設定しましょう。

・扇風機の活用
扇風機を使って部屋の空気を循環させることで、室温を均一に保つことができます。扇風機は直接体に当てるのではなく、壁や天井に向けて風を反射させると良いです。

・遮熱カーテンの使用
遮熱カーテンを使用することで、日中に部屋に入る熱を減らし、夜間の室温上昇を防ぐことができます。

(2)十分な水分補給

・寝る前に水を飲む
就寝前にコップ一杯の水を飲む習慣をつけましょう。夜間にトイレに行くのが面倒だからと水分を控えるのは逆効果です。

・スポーツドリンクの活用
日中に大量の汗をかいた場合は、水だけでなく、電解質を含むスポーツドリンクも摂取すると良いです。

・適度な湿度の保ち方
部屋の湿度を5060%に保つことで、快適な環境を作り、水分蒸発を抑えることができます。加湿器や湿度計を使用して管理しましょう。

(3)通気性の良い寝具の使用

・冷感シーツやクールマットの使用
冷感素材のシーツやクールマットを使うことで、寝具が体温を効率的に下げ、快適な睡眠をサポートします。

・通気性の良いパジャマ
綿やリネン等の通気性の良い素材のパジャマを選びましょう。汗を吸収しやすく、乾きやすい素材が理想的です。

・枕やマットレスの見直し
枕やマットレスも通気性の良いものを選びましょう。特に枕は、頭部をしっかりと冷却するために重要です。


4.定期巡回・随時対応型訪問介護看護で解決

定期巡回・随時対応型訪問介護看護(以下、定期巡回・随時対応サービス)であれば、夜間も含めて1日複数回の訪問で、利用者の居室の温度や湿度を一定に保ったり、利用者に水分補給を促す等を行えます。また、エアコンの冷房設定を確認する、服装や寝具を確認する等、短時間の見守り・確認も行えます。さらに、緊急時には随時コールで駆けつけるので、利用者の体調が急に悪化したときも安心です。

定期巡回・随時対応サービス業務支援システム「スマケア」は、訪問時に介護員が利用者の水分摂取量や状況・容態等をアプリに簡単に記録することができ、その情報を利用者家族やケアマネジャー、連携先訪問看護等の関係者にリアルタイムで共有することができます。利用者の状況・状態を関係者間で把握できるので、いち早く変化を察知し、連携して対応することができます。

 

定期巡回・随時対応サービスの資料請求はこちら

定期巡回・随時対応サービスの詳細はこちら

スマケアの詳細はこちら



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お役立ち情報

資料ダウンロード

お問い合わせ

TOP