地域との連携について

事業所から利用者宅まで
30分以内のエリアで構想する
「地域包括ケアシステム」

地域包括ケアシステムの目的は、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援です。可能な限り住み慣れた地域で、地域の包括的な支援・サービス提供体制のもと自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができることを目指します。

重度な要介護状態となった場合でも、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築実現が重要です。

「定期巡回・随時対応サービス」は、国の推進する地域包括ケアシステムの中心を担う地域密着型サービスのひとつとして、全国で導入が進んでいます。

平成27年度介護保険法改正を受け、医療・介護サービス利用について入院・入所はより限定される傾向にあります。その受け皿として在宅での医療・介護の提供およびそれらのネットワークが必要とされています。

地域包括ケアシステム イメージ図
地域包括ケアシステム
地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域、具体的には中学校区を単位として想定しています。介護が必要になった場合は、地域包括ケアセンターやケアマネジャー等に相談すれば、その地域で安心して生活ができる総合的な情報提供やサービスの利用法等の提案を受けることができます。

チーム型定期巡回とは

チーム型定期巡回(連携型定期巡回)とは、地域包括ケアシステムの理想図に近づけた「定期巡回・随時対応サービス」の在り方の1つです。

「定期巡回・随時対応サービス」の指定を受けている事業所と、指定訪問介護事業所が委託(連携)契約を結び、地域の利用者を1つのチームとして一緒に支えます。必要に応じて、訪問看護・通所サービスを受けることもできます。

利用者のメリット
  • 慣れ親しんだヘルパーからサービスを受けることができる。
  • 随時対応・訪問もしてくれるので24時間安心して生活することができる。
指定訪問介護事業所のメリット
  • これまで目標を持って支援してきた利用者の支援を続けることができる。
  • 帳票を作成する時間を削減することができる。
  • 介護報酬の請求作業が不要になる。
ケアマネジャーのメリット
  • これまでと同じ法人・訪問介護事業所がサービスを提供してくれる。
  • 複数の介護事業所を管理する必要がない。
「定期巡回・随時対応サービス」事業所のメリット
  • 人員を増やすことなく利用者を増やすことができる。
様々なメリットのあるチーム型定期巡回ですが、
実施には事業所間の密な情報共有が重要です。

事業運営のポイントをまとめた

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