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【社会福祉法人若竹大寿会様】『生産性向上』で介護の価値を高める事業所の取り組み

こんにちは!

ホームネット株式会社の山崎(やまざき)です。

SmaCareユーザーである社会福祉法人若竹大寿会様(神奈川県横浜市)が、「月刊介護保険 2019年9月号」の特集「『生産性向上』で介護の価値を高めよう」に先進的な取り組みをしている法人として紹介されました。

<参考>
月刊介護保険 2019年9月号
https://www.sociohealth.co.jp/magazines/kaigo/201909no283.html

 

〇そもそも、介護業界における「生産性向上」とは

厚生労働省が2018年度に「介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン作成等事業」を実施し、施設・居宅・医療系サービスの3つの手引きを作成しました。

ガイドラインでは、「介護の生産性向上」とは、効率重視やケアの画一化ではなく、限られた資源(人材等)を用いて1人でも多くの利用者に質の高いケアを届け、「介護の価値を高めること」としています。

また、介護の生産性向上の目的として、「介護サービスの質の向上」と「人材の定着・確保」が掲げられています。

生産性向上の具体的な取り組みのイメージとして、以下の7点があげられています。

1. 職場環境の整備
2. 業務の明確化と役割分担
3. 手順書の作成
4. 記録・報告様式の工夫
5. 情報共有の工夫
6. OJTの仕組みづくり
7. 理念・行動指針の徹底

<参考>
介護分野における生産性向上について
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198094_00013.html

 

〇社会福祉法人若竹大寿会様の「カイゼン」活動

理事長の「介護が楽しい仕事であり続けるために、負担をなくし、専門職としてのクオリティの高さも担保する仕組みがつくれないか」というかけ声のもと、全職員が2年以内に負担軽減を実感するためのプロジェクトとしてトヨタ生産方式の「カイゼン」の導入を決め、プロジェクトメンバーを集ったそうです。

 

「5S活動」と「作業改善」のテーマでカイゼンを進められ、創意工夫しながら効率化がはかられる様子が紹介されています。

 

また、時間や費用の削減を実現した次の目標として、人員配置のカイゼンを進めていて、ユニット型特養ホームで全国平均が約1.8対1のなか、2.5対1を展開されています。

 

先に業務負担を軽減することで、スタッフに大きな負担をかけずに、人員配置の見直しが実施できることがわかったそうです。

 

<参考>

トヨタ生産方式
https://global.toyota/jp/company/vision-and-philosophy/production-system/

 

<参考>

5Sとは何か
https://www.navigate-inc.co.jp/5s/5s_purpose/001508.html

 

〇記事を読んで

「介護の生産性向上」を実現されている好事例です。

カイゼンに取り組んだ結果、どのような効果を得られたのか、わかりやすく具体的な数字で示されており、他の事業所にとっても大いに参考になる内容でした。

また、カイゼンの根底には、「楽しい介護であり続けたい」という思いがあり、人の心にも寄り添った結果、スタッフの支持が得られたのだと思いました。

 

前述のガイドラインには、生産性向上の具体的な取り組みとして、IoTの導入も推奨しています。

SmaCareは、定期巡回・随時対応サービス事業所の「記録・報告様式」や「情報共有」の効率化をはかり、生産性向上を推進するクラウド型業務支援システムです。

生産性向上に役立つツールの1つとして、ぜひ多くの事業所にご活用いただきたいと考えています。

 

社会福祉法人若竹大寿会
https://wakatake.net

 

 

お問い合わせは、
ホームネット株式会社 スマケアサポートデスクへ
TEL 03-6630-7485(平日 9:00〜18:00)

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