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定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは
【定期巡回・随時対応型訪問介護看護】は、
高齢者の「住み慣れた地域で最期まで」を叶えるために創設された
新しい介護保険サービスです。
今回は、意外と知らない、定期巡回・随時対応サービスの内容や
利用条件等を【事業所向け】に説明させていただきます!
・重度者を始めとした要介護高齢者の在宅生活を24時間支える仕組みが不足
・医療ニーズが高い高齢者に対して医療と介護との連携が不足
という問題を抱えていたため、平成24年に
・介護と看護が一体的に提供され、
・24時間365日要介護者の在宅生活を支えるサービス
として創設されました。
平成31年度4月の段階で、全国の事業所数は946事業所です。
【基本となる4つのサービス】
◇定期巡回・・・訪問介護員等が定期的に利用者の居宅を巡回して日常生活上の
お世話を行います。
◇随時対応・・・24時間365日、緊急時に利用者または家族からの
通報(連絡)を受け付けます。
◇随時訪問・・・随時対応を受け、必要に応じて訪問介護員が訪問を行います。
◇訪問看護・・・医療ニーズに応じて、看護師等が利用者の居宅を訪問、
療養上の世話等を行います。
訪問看護サービスが必要ない場合も、
概ね1月に1回、看護師によるアセスメントおよびモニタリングがありますので、
介護と看護、両方の視点から、日常生活を支えることができます。
【自立支援を促し、利用者のできることを増やす(減らさない)】
・滞在時間の制限(20分ルール)なし
・身体介護、生活援助の縛りがない
→ 短時間(安否確認・服薬確認のみ)のサービス提供が可能
・訪問と訪問の間に時間制限(2時間ルール)なし
→ 随時対応・随時訪問で急な要望にも対応可能
・月額報酬
→ 日々の状態に応じて、定期巡回事業所が柔軟に内容・回数・時間を変更可能
→ 利用者の体調が悪い時も臨機応変に対応できる
【定期巡回サービスは地域密着型サービスの1つ】
利用条件は、
・要介護度1~5の認定を受けた方(✖要支援1・2の方は利用できません。)
・(原則)事業所の所在地に住民票をもっている方
相談・依頼のあった利用者が
サ高住や有料老人ホームに住んでいる場合、
住民票の住所地が違うケースがありますので要チェックです!
【サービス提供事業所は2種類】
・一体型・・・看護師が配置されており、
定期巡回事業所から一体的にサービス提供します。
・連携型・・・定期巡回事業所が地域の訪問看護事業所と連携し、サービス提供します。
事業開始後、両方の指定を取ることも可能です。
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【基本は月額報酬】
要介護度 | 一体型(看護あり) | 一体型(看護なし)・連携型 |
要介護1 | 8,287 | 5,680 |
要介護2 | 12,946 | 10,138 |
要介護3 | 19,762 | 16,833 |
要介護4 | 24,361 | 21,293 |
要介護5 | 29,512 | 25,752 |
※上記は基本単位数です。
※事業所ごとに加算や地域区分によって金額が異なります。
※月途中から利用開始の場合等、日割りでの算定になります。
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【サービスの内容が重複するため、併用できないサービスに注意】
・併用できない・・・指定訪問介護(通院等乗降介助を除く)、
指定訪問看護、指定夜間対応型訪問介護
・併用できる・・・通所(デイサービス)、短期入所生活介護(ショートステイ)、
訪問入浴、訪問リハビリテーション、福祉用具 等
※看護師は、一体型の場合のみ配置が必要となります。
訪問介護員の最少員数は、日中・夜間を問わず、
定期巡回、随時訪問、オペレーター要員として常時1人が必要となります。
また、ICT等の活用により事業所間の連携が図られているときは
オペレーターの集約が可能です。※別法人でも可
定期巡回・随時対応サービスは「月額報酬」のため、
サービス時間や回数の縛りがありません。
介護と看護のアセスメントに基づき利用者の状態・ニーズに応じて
サービス提供を行うため、「使い放題のサービス」
「要介護度によって訪問回数が決まっている」は誤った認識です。
まだまだ誤解をされている部分もありますが、
要介護高齢者の「在宅で最後まで」を叶えられるサービスです。
少しでも多くの地域で、その願いが叶えられるよう、
ホームネットでは定期巡回サービスの立ち上げからサポートさせていただいております。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の事業立ち上げや
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