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【社会福祉法人清和園・久世ホーム 様】〖在宅特養〗についてインタビュー

こんにちは!
ホームネット株式会社の山崎(やまざき)です。

最近、メディアから注目されている「社会福祉法人清和園・久世ホーム様」の
「在宅特養」の取り組みについて、中村副施設長にお話をうかがいました。
インタビュー形式でご報告します。


【(写真左)社会福祉法人清和園・久世ホーム 副施設長 中村様】
【(写真右)ホームネット株式会社 山崎】
     
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山崎
本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、久世ホーム様の「在宅特養」について、
〈毎日新聞〉〈シルバー産業新聞〉〈シルバー新報〉が続けて紙面に取り上げましたが、
一体どういった取り組みなのでしょうか。
     
中村様
我々が提供する様々なサービスを組み合わせ、
利用者がご自宅で最期まで暮らしていけるようにする取り組みになります。
「通所介護」「訪問看護」「配食サービス」等ありますが、
サービスの中心は「定期巡回・随時対応サービス」であり、
徐々に評判が広まって、現在は50名超の利用者がいます。
     
山崎
「定期巡回・随時対応サービス」で、
利用者50名超(集合住宅を除く)は、全国でも有数の利用者数だと思います。
久世ホーム様は、特養も運営されていますが、
あえて「在宅特養」を打ち出した狙いは何でしょうか。
     
中村様
施設が増えず、待機者が増える一方で、特養は看取りをするところになっています。
でも、利用者の偽らざる本心は「施設よりも自宅」だと思うのです。
そのような状況で、施設を否定するのではなく、選択肢のひとつとして、
自宅で最期を迎えることができる「在宅特養」を打ち出しました。
また、看取りだけの特養となってしまうと、「自立支援」の考えが疎かになり、
提供するサービスも作業のようになってしまう恐れがあります。
一旦、特養に入居された方でも、自宅に戻れる選択肢があれば、
利用者にとっても、スタッフにとっても、
新たな目標ができてモチベーションやサービスの質の向上が期待できます。
     
     
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地域にあった「地域包括ケア」の考え
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山崎
はじめから「在宅特養」を目指されていたのでしょうか。
     
中村様
はじめから目指していたわけではなく、
地域のニーズを汲み取って、徐々にサービスを充実させていった結果、
利用者の自宅で看取りまで対応できる体制が整い、「在宅特養」に辿り着きました。
この地域にあった「地域包括ケア」のかたちが出来つつあると感じています。
      
山崎
国の「地域包括ケア」を進める方針とも一致していますね。
     
中村様
もちろん、国の方針は意識していましたが、
地域のニーズに応えようと一所懸命に取り組んだ結果、
「地域包括ケア」の理想に近づいてきた印象です。
最終的なゴールとして、
国の示す「地域包括ケア」のかたちは間違っていないと思いますが、
その過程・手段は地域によって異なると思います。
我々の場合、今まで積み上げてきたものが、「在宅特養」の取り組みに結び付き、
この地域での「地域包括ケア」のかたちが見えてきました。
     
     
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スタッフも「数字」や「収益」を意識する
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山崎
様々な新しい取り組みに挑戦されていますが、発想の原点は何でしょうか。
     
中村様
この地域において、地域に住む住民の方々に、
より良いサービスを提供したいという思いです。
そのためには、時代・環境・個人等の変化に応じて、
少しずつサービスも変化・充実していく必要があります。
サービスを充実するには、相応の投資が必要になるので、
きちんと「収益」を上げることにも力を入れています。
     
山崎
具体的にはどんなことでしょうか。
     
中村様
例えば、スタッフにも「数字」や「収益」に対する意識をもってもらうことです。
介護や福祉にかかわる方の中には、これらの話が苦手な方もいますが、
法人やその法人に属するスタッフの発展や成長には、
具体的な目標となる「数字」を立て、目標をクリアし、「収益」を出すことが不可欠です。
その「収益」を原資とし、新しいサービスの開発資金、施設や設備の充実、
スタッフの処遇や職場環境の改善等に充ててきました。
     
山崎
「収益」を上げることで、処遇や職場環境の改善に反映されるのは、
働くスタッフとしてもわかりやすく、納得感があるように思います。
     
中村様
ただし、「数字」や「収益」の話だけではダメで、
介護・福祉業界で働く方は「ホスピタリティ」も高く、
その精神をとても大事にされているので、
バランスを考えて上手く伝えることも大変重要だと思います。
     
     
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今後について
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中村様
施設からはじまり、在宅系サービスも充実し、
「要介護」の方へのサービス提供体制は整いつつあります。
今後は、「要介護」の手前の方、つまり「要支援」や「自立」の方に対して、
介護保険内・外のサービスの拡充を検討していきたいと思います。
     
山崎
より一層、この地域における「地域包括ケア」の姿が進化するように思います。
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
     
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久世ホーム様は、CSR(社会貢献)活動の一環として、
学生や子供向けにインターンや体験教室もひらいています。
地域に住む全世代の方々に対して、広くサービスを提供し、
地域貢献しているからこそ、住民に高い支持を得ているのだと思いました。
研修・視察の受入れもされているので、
ご興味のある方はホームネット株式会社までお問合せください。
     
社会福祉法人 清和園 久世ホーム様
https://www.seiwaen.or.jp/index.html

「在宅特養」について
https://www.seiwaen.or.jp/zaitakutokuyo.html

「毎日新聞」掲載記事
https://www.seiwaen.or.jp/posts/news/84.html

「シルバー産業新聞」掲載記事
https://www.seiwaen.or.jp/posts/news/88.html

「シルバー新報」掲載記事
https://www.seiwaen.or.jp/posts/news/95.html

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